rrrenkon’s diary

考えたこと、忘れたくないこと

最近回線が悪い

新年になり、スマホが変わった。これまでは大学入学祝いで両親からいただいたiPhone11を使用していたが、レンズは割れて私の撮る写真は常に激エモフィルターがかかり、バッテリーは半日もすれば無くなってしまうほどにガタが来ていた。さながら人間の老化で、私もこのように老いるのかとセンチメンタルなことを考えていたら、どうやら初売りでiPhone15を買っていただけるらしい。やはりというべきか、スマホの購入に口実は必要ないようで、じゃあ大学入学祝いは別のものを貰えばよかったと後悔が湧いてくるが、今回もご購入いただけるのでありがたく頂戴する。

カラーバリエーションを選んでよいことになった。私ははこれまで目立つこと、個性を出すことを嫌いホワイトかブラックを選んできたが、気に入らなければカバーで隠せば良いやとグリーンにした。designed by Apple in Californiaは伊達ではなく、ライトグリーンの本体を私は気に入っている。

そうしてデータ移行を済ませ、私のかつての愛機、iPhone11は下取りに出されることになった。眼は割れ、体力も無くなった彼は一体どのように利用されるのだろうか。満額に対しいくらの値がついたのか私は知らない。こうして彼は寿命を迎えたわけだが、人間の一生に対してスマホの一生はあまりに短く、フリーレンのような感情を味わうことになった。思えば、大学生となった私はずっと彼と一緒だった。病める時も健やかなる時も、私が首を括ろうとした時もムスコを握っていた時も、友人にきついことを言われるLINEも好きな子へのLINEも、今の私の大部分は彼が形作ってきた。そんな彼との別れをあのように新しいスマホに飛びつく形にしてしまったのは不本意だが、これも長命種の定めなのかもしれない。今はただ、彼の行末が安穏であることを祈るばかりである。それなりに酷い使い方をしたので彼は私のことをよく思っていないだろうけど。

初めてのブログ記事作成で思ったより時間がかかってしまった。回線の話はまた今度